アメリカ西部カリフォルニア州では、おととし行われた大麻合法化の是非を問う住民投票で賛成が上回り、1日から21歳以上であれば一定の条件でしこう品としての所持や使用が解禁されました。
州内ではおよそ100の店舗で販売を許可され、このうちオークランドの店舗では1日、早朝から大勢の客が並び、早速買い求めていました。
購入した女性は「歴史的な日です。長い目で見れば多くの人たちの助けになると思います」と話していました。
アメリカでは大麻の合法化を認める意見が増えていることから、すでに西部のコロラド州などで大麻の販売と使用が許可されているほか、今回、最も人口の多いカリフォルニア州で解禁されたことで全米での大麻の合法化に向けた流れがさらに進むのではないかと指摘されています。
一方で、連邦法では依然として大麻が規制されているほか、コロラド州では合法化されたあと大麻を使用した状態での交通死亡事故が急増するなど、身体への影響を懸念する意見も根強くあり、今後の議論にどう影響を与えるのか注目されます。