キャメロン氏は「私は英国がEUに残留した方がいいと信じるが、離脱多数という結果には疑問を差し挟む余地が無い。尊重しなくてはいけない」と発言。今後英国とEUが離脱の時期や方法を議論するが、「新しい指導者が交渉をすべきだ」と辞任の理由を明らかにした。
国民投票の結果は離脱を求める票が51.9%、残留を求める票が48.1%と国を真っ二つにした。キャメロン氏は「私を含め、負けた側は離脱がうまくいくよう協力すべきだ」と強調し、国内が再度団結する必要性を訴えた。自身も来週欧州理事会に赴き、今後の方針などについて説明するという。
国民投票の結果を受け、英ポンドが急落するなど市場では動揺が広がっている。キャメロン氏は「英国経済は基本的に力強い」と市場関係者に冷静な対応を呼びかけた。「すぐに人、モノ、サービスの流れが変わるわけではない」と説明した。