南スーダンの駆け付け警護12日からです。裕
南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣されている陸上自衛隊部隊は12日から、安全保障関連法に基づく新任務の「駆け付け警護」と「宿営地の共同防護」が実施可能になる。安保関連法の新任務を付与された部隊が初めて活動を開始する。
駆け付け警護では武器使用が拡大し、妨害する相手を排除するために武器を使えるようになる半面、自衛官のリスクが高まるとの見方もある。海外で実弾を相手に向けて撃ったことがない自衛隊にとって大きな転換点となる。
部隊の先発隊は11月20日、日本を出発。首都ジュバに到着後は、前の部隊が実施していた国連施設内での防護壁の構築や施設外での砂利運搬作業の引き継ぎなどを行ってきた。11日にはジュバの宿営地で、部隊の交代に伴う「指揮転移式」がある。
12日からは、第9師団(青森市)を基幹とした部隊に指揮が移り、駆け付け警護と宿営地の共同防護が可能となる。部隊が完全に入れ替わり、約350人がそろうのは15日の予定。部隊は約半年間ごとに交代している。
今回の部隊は、医官を1人増やして外科系2人、内科系2人の計4人とした。「常に医官が同行できるようにし、前線の医療態勢を強化した」(河野克俊統合幕僚長)という。また、隊員が携行する救急用品8品に新たに眼球保護具と止血帯1本を追加。稲田朋美防衛相は「米陸軍と同様の機能を持たせるよう品目の追加を行った」としている。
7月の政府軍と反政府勢力の戦闘で死傷者が出た、国連施設内の避難民キャンプで暮らすピーター・ダックさん(38)は9日、取材に「次に何かあれば日本の軍隊が助けてくれる」と期待した。ただ、現地では国際協力機構(JICA)によるインフラ支援への評価は高いが、陸自部隊はあくまで「1万2000人規模のPKO部隊の一部」(地元記者)で、大きな注目を集めているわけではない。
反政府勢力トップだったマシャール前第1副大統領派の部隊がジュバを離れたことで、国連関係者は「当面は首都で武力衝突が起きる可能性は低い」とみる。一方で、7月以降の和平協定の実質的な破綻に伴い、ジュバのある中央エクアトリア州の一部などでは急速に治安が悪化。民族間の対立も強まっており、現地を視察した国連の専門家は「民族浄化が着実に進行している」と警告している。
毎日新聞社2016年12月11日 07時17分(2016年12月11日 11時39分 更新)
『ボブの言葉を知るべきです。』アンチノーベル文学賞=裕
『ビビってるだろよっつ!?こんな、はずじゃなかったって。=自衛隊員 も)』http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20161211/Mainichi_20161211k0000e010105000c.html 裕(1秒前)