角界の体質から思い出す2つの「名言」
週刊ポストは大相撲の八百長疑惑の追及をお家芸とし、また近年では主だったところで週刊現代が2008年に
武田頼政による八百長疑惑追及を、2010年には週刊新潮が親方や力士らによる野球賭博を報じてきた。
相撲界の暗部を白日の下にさらす、これも週刊誌の歴史の一端である。
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春日錦「肉声テープ」の衝撃
そして週刊文春最新号のスクープ 「肉声テープ入手 春日野親方『暴力』と『八百長』」 である。初場所を制した栃ノ心の師匠・春日野親方が、2011年に起きた八百長問題でキーマンとされた人物と、当時かわした会話の録音テープを文春が手に入れたのだ。
その人物とは
春日錦。2011年に力士を引退し春日野部屋の部屋付き親方になるが、現役時代に八百長に関与していたことを認め、相撲界を去っている。
くだんの「肉声テープ」は春日錦が録音したもので20時間を超え、これを明るみに出した支援者が言うには、「八百長の黒幕に仕立て上げられ、春日野親方に守ってもらえなかった」無念がそれには詰まっている。なにしろ、特別調査委員会に協力したことで解雇などはまぬがれ、職務停止2年間の処分で済んだが、それは表向きで実際は自分から退職届を出すよう事前に調査委から迫られていたという。
そんなこともあって、
春日錦は断髪式もやってもらえないまま理髪店でまげを自ら切り落とす。散髪屋にいきながら自分で……という非合理な行動に無念の深さがうかがえる。
■「組織が生きるためには、はぐれ者の人生は軽く扱われなければならない」
《春日錦 生け贄って分かる? 上の人(上位力士)を守るために、下の人を切ったのよ。》
全容解明をという調査委からの求めに応じて、
春日錦は聴取で上位力士を含む幕内力士の名を挙げる。ところがいつのまにか調査委が八百長の調査対象を
春日錦を中心にした番付下位グループだけとしているのに気づく。 一方でそんな
春日錦が暴発することを恐れる春日野親方は、本場所中止の経済的な影響や、八百長問題で理事になれなかったなどという栄達への未練を語り、しがらみで抑えようとするのであった。「組織が生きるためには、はぐれ者の人生は軽く扱われなければならない」。前述の
春日錦の嘆きから、つい思い出してしまったのがこの言葉だ。実はこれ、
山之内幸夫『悲しき
ヒットマン』の締めの一文である。 おうおうにして、組のためにと対立する組織の幹部を的にかけて手柄をたてる、しかし組のほうはと言えば
ヒットマンを匿いきれずに持て余し、相手方と話をまるく納めたい上部団体の意向もあって殺害してしまう。 そんな具合に生殺与奪権を組織に握られた者の行く末はいつも切ない。■相撲協会の下地がめくれて見え出したかのようだ
《春日野 (相撲界は)学校に行けない、家に金もない、体大きくて、そういう奴らの集まりじゃないか、ハッキリ言って。そういう奴はどこいくんだよ。》
あまりに思い切ったことを言っていて驚くが、これなど柳川組の二代目・
谷川康太郎の言葉に通じもする。
「組は、前科とか国籍とか出身とかの経歴をいっさい問わないただひとつの集団だ。だから、社会の底辺で差別に苦しんできた人間にとって、組は憩いの揺籃となり、逃避の場となり、連帯の場となる」。国籍が問われる点では相撲界のほうが後進的とも言えるが。
またテープの中で春日野親方は、「今こんなことになったら、文科省は突いてくるよ。相撲協会が人手に渡ってしまうんだよ」と外部の人間が影響を及ぼしてくることへの警戒感を表している。 これなど昨年起きた
日馬富士による貴ノ岩への暴行事件で、
貴乃花親方が警察に通報したことに対する、相撲協会側からの非難の下地がめくれて見えだしたかのようだ。 などという具合に「肉声テープ」の全容を読んでいくと、思わぬかたちで露見した本音から相撲界の実相が見る思いがする。
(ファイン)
『満月前後からスーパーな姿を見せる夜空に唄いたいけど、感謝はこゝろの中で生理整頓しました。=代筆@ヒロ=アタシの身体は宇宙の一部です。年二回、満月の夜に女の子に也ます。ヒロはだよねーって、頭とお腹をメンコする数が増えるだけです。し)』@くつしたより
『私は相撲ファンが日本国民のナン割か!?大晦日に国民の何人が紅白歌合戦で、なんて、野暮は言いません。@国民放送無料視聴求む!』@相撲界の件 裕
『私は鍵や携帯電話を無くしたり忘れて捜す!?なんて、人を信用しない。がっつ、先ほどやらかしました。あ)』
https://www.excite.co.jp/News/society_g/20180203/Bunshun_6097.html 裕